「シングルマザーを孤独にさせない」と私が心に決めた理由

シングルマザーのコミュニティ

私は社会保険労務士の仕事をしていますが、それと並行して「シングルマザーハッピーシェアリング」という

シングルマザーのコミュニティを運営しています。

まだまだメンバーは少ないですが、徐々に人数は増えはじめています。

LINEグループを作って、24時間いつでも悩みや相談事があれば共有しあうことができます。

今まさにこの執筆作業をしながら、LINEグループでは「インフルエンザの予防接種の料金が高い!」

「学級閉鎖困る!」などと愚痴を言い合っています。

同じ気持ちを共感しあえる、夜中に悶々としてしまっているときにLINEでSOSを出せば、

メンバーのみんながアドバイスしあって助け合える、先輩シングルマザーのリアルな経験談が聞けるなど、

行政や民間支援団体とは違いリアルに繋がっているという安心感が生まれます。

独りぼっちの子育て、頼るところもない、経済的な不安から解放されて自立したいけどどうしていいかわからない、

など悩むときというのは大体子どもが寝てからの夜中が多いのです。

そんなとき、同じ境遇の仲間たちから「一緒に頑張ろう」と励まされたら……こんなに心強いことはないと思うのです。

私自身、シングルマザーで管理職として会社で働いていたときは、ただ働くことに必死で、本当はつらかったけれど

「相談したって誰にもわかってもらえないだろう」と誰にも愚痴ることはしませんでした。

我慢に我慢を重ねて気持ちを押し殺して過ごす日々。

ある日、いつもと変わらず6時起床、子どもを起こして朝ご飯を食べさせ、

7時過ぎに家を出て、子どもを保育園へ連れていき、いつもの電車に乗りました。

電車のドアが閉まり、発車したその瞬間、突然の過呼吸と吐き気とめまいで立っていられなくなり、

意識朦朧の中耐え続けましたが、次の駅に着き、ドアが開いた瞬間すぐにホームへ飛び降りました。

私は何が起きたのかわかりませんでした。

とりあえず、その日は少しずつ少しずつ電車に乗り、なんとか会社にたどり着きました。

出社してからは仕事も普通にできましたし、帰りも普通に帰宅できました。

しかし次の日、同じ症状が起きたのです。

そのとき、昔同じような症状が出たことがあることを思い出しました。

「あっ、あのときと同じだ」でも、私は信じたくありませんでした。

私は子どもを育てていかなくちゃいけない、強い人にならなきゃいけないのに、こんなことで休むわけにはいかない。

それに休んだら部下にもお客様にも迷惑がかかる。

電車に乗れないのでタクシーで出社する日々。

頑張って電車に乗ろうとしてもやはり、毎日同じ症状は続きます。

さすがに会社からも休むように言われ、病院へ行くようにも言われました。

心療内科で診察を受けると診断結果は「パニック障害」。

お医者さんからは「1カ月休職しなさい」と指示されました。

私は泣いて訴えました。

「私は会社を休むわけにはいかないんです。子どももいるし、部下もいるし、休んではいけないんです。

働かなきゃいけないんです。休みたくないんです。お願いします!」

私の泣き叫ぶ声は待合室まで聞こえていたと思います。

お医者さんは私を宥めました。

「そこまで心は悲鳴を上げているんですよ。少し頑張りすぎましたね。一度ゆっくり考えましょう」

診察室を出ても涙は止まらず、受付で休職指示の診断書を受け取りました。

そして会社を休職することを決断。

その間なぜ、こんなことになってしまったのか、そして自分の将来についてじっくりと見つめ直しました。

いろいろな本を読んだり、インターネットで情報を集めたり……。

カウンセリングの勉強も始めました。

「そうか、私は『助けて!』という言葉を誰にも言えなかったんだ」

「『どうせ誰にもわかってもらえない』と決めつけていたんだ」

そのとき初めて自分の病気の原因に気づくことができました。

そこからは決断が早かったです。

実家のある大阪へ戻って独立開業しよう、そして私と同じ思いをしているシングルマザーを助けたい、

その一心でした。

私は決めたのです。「シングルマザーを孤独にさせない」