第3回【できる男】になるためのスーツ着こなし講座

ワンランクアップさせるためのボトムのポイントとは

 ボトムのサイズ感がわかりましたでしょうか? 実際に装う際に変化をつけて、もうワンランクアップして素敵に着こなすポイントを紹介します。

1つとしては、2015年からクラシカルスタイルに回帰していることから、サスペンダー(最近はブレイシーズ と呼ばれています。サスペンダーはアメリカ英語であり、ブレイシーズは英国英語です)を

活用する方法もあります。 サスペンダーはいわゆる「吊りバンド」で、吊っていますからずり下がることがないことが利点です。

サスペンダー の留め方には、「ワニ口グリップタイプ」と「ボタンタイプ」の2タイプがあります。個人の主観もありますが、

私個 人としては、ボタンタイプがクラシカルな雰囲気を醸し出すことができるためおすすめです。 

サスペンダーを利用する場合は、ズボンのフロントは「持ち出し(右側にせり出していて、ボタンもしくはフック で留めるようになっているタイプ)」にすると素敵に映ります。

ズボン丈についてもずり下がることがないため、ベル トを利用する場合よりも1センチ程度長めにすると良いでしょう。 

そして、案外おろそかになっている裾丈です。裾丈はすべてのスーツスタイルを台なしにする破壊力を持っているので、最重要なところです。

裾丈のところでお伝えした、細身のズボンで裾丈を短めにしたことで、残念なことが多々 起こっております。それは、靴下が常時見えてしまうことです。 

基本として靴下は見せません。しかしながら、座った場合などに見えてしまいます。そのときに残念なのは、

スニーカーソックスであったりカジュアルソックスであったりしてしまうことです。最悪な事態は、座った際に靴下とズボンの隙間から「素足」が見えてしまうことです。

これは絶対に避ける必要があり、タブーです。では、どのようにすると良いでしょうか?

 ビジネス用の靴下は、無地や小紋などの柄でカジュアルにならないものです。そして、素足を見せないためにズボン丈が短い場合は、ニーソックス(ロングホースとも言います。

わかりやすくいうとハイソックス)にすることです。 個人の見解ですが、ビジネスカジュアルで裸足感覚のコーディネートをしたい場合などは、ズボンを極端に短くして、

いっそう、九分丈のズボン(くるぶし丈)にするぐらい短いほうが良いです。業界にもよりますので、その点は留意してコーディネートしてください。

この点だけは重々理解してください。あくまでもビジネスカジュアルが前提であり、自分のビジネスやビジネスシーンを理解してコーディネートしてください。

もし、ビジネスカジュアルのコーディネートが問題ないか悩むような場合は、そのコーディネートはやめたほうが良いでしょう。

 では、ズボンと靴の間から見える靴下は、どのような色にすると良いでしょうか? 基本3パターンのいずれかになります。


靴と同色

・靴とズボンの中間色

・ズボンと同色です。


それでは、ズボン丈はどのくらいの丈が良いでしょうか?

結論から言いますと、あなたが履く靴とズボンの裾幅によって変わってきますので、一概にこの長さですということになりません。パターン的に避けたほうが賢明なものもあります。


・裾幅が狭いズボン( ~ センチ) 細いので丈は短めで「ノークッション(裾が靴の甲に当たらない長さ)」にするとすっきりとした感になります。靴としては丈が短めになっているので、紐靴やブーツが最適です。

スリッポンタイプは靴下が見えてしまうので避けるべきです。

・普通( ~ センチ) 細くもなく太くもなく中間になりますので、ズボン丈も中間となり、「ハーフクッション(靴の甲に当たるぐらいの長さ」から

「ワンクッション(靴の甲に当たり1つ折り返しができるぐらいの長さ:靴にズボン裾が乗っかる感じ)」 となります。靴としては、紐靴とのコーディネートが王道です。

ブーツはハーフクッションなど、やや短めがおすす めです。スリッポンタイプの場合は逆にやや長めにすると良いです。 

・裾幅が広い( ~ センチ) ズボンが太くなっているのでワンクッションぐらいがおすすめです。靴としては、紐靴とブーツがバランスの良い コーディネートとなります。

スリッポンタイプも最適なコーディネートとなります。

 このようにしてスーツを合わせていくと、フィット感がありサイズ感が合ってきます。

サイズ感やフィット感はわかりましたが、いざ購入しようとショップへ行くと、これまた新たな疑問が生じます。

その疑問はお店の人から「今シーズンはこういうのが流行ですよ!」と言われます。

ビジネススーツに絶えず流行を取り入れていくことは必要でしょうか。それとも流行は不要でしょうか? 少し考えてみてください。