第2回【できる男】になるためのスーツ着こなし講座

スーツの各部をチェック 


胸 

 上着が胸で浮いている、逆にシャツのように窮屈になっていないことです。

立ち姿で上着の第1ボタン(2つボタン、3つボタンのスーツの場合は第2ボタン)を留めた場合に、自分の拳が1個入るぐらいです。

ボタンを留めた状態で「Xライン」のような筋が入るようでは、窮屈ということになります。

ここで注意したいのは、上着にはたいてい内ポケットがあります。そこに財布やパスケース、スマホを入れる場合は、 ある程度考慮しておく必要があります。あまり分厚い財布などを入れると、

型が崩れるので避けたほうが良いでしょ う。なぜなら、二つ折りのカードが多く入った財布を入れると、その部分が突出するので、せっかくの綺麗なスーツ のラインが崩れてしまうため、

特に避けるべきです。試着する場合に、自分が内ポケットに入れるものやシャツの胸 ポケットに入れるものを、入れた状態で試着すると良いでしょう。 

着丈 

 着丈はジャケットの後ろ襟の折り返し下部(後ろ襟の下縫い目)から上着の裾までの長さです。スーツのタイプやベントにより多少長さが変わってきますが、

お尻が3分の2程度隠れるぐらいがベストで、長いものでお尻がちょうど隠れるぐらいになります。

 あなたが相手に対してどのような印象を与えたいかによっても変わるために一概に言えませんが、着丈が短いと足が長く見える特徴があります。

ただデメリットもあって、カジュアル感が強くなるため注意が必要です。逆に長めにすると信用できるビジネスマンに見えます。

こちらも一歩間違えるとダボついた感じに陥りやすいので、ほどよい長さであることをしっかりと確認してください。

後ろ姿になるので普段あまり気にならないかもしれませんが、購入時に鏡やショップの人などに確認して調整すると良いでしょう。

ジャケットの場合は、スーツの上着より1センチ~1・5センチぐらい短めとなります。 

袖丈 

袖丈は、上着肩先から袖口までの長さのことです。適正な長さはシャツのカウスが1センチ~1・5センチ程度

(ダブルカウスのシャツでカウスを見せたい場合は2センチ程度)見えるのが最適です。着丈と同様に、短すぎるとカジュ アルな感じとなり、

それ以上に見えすぎると不格好になります。長すぎるとダボついた感じとなります。仕事によっ ても若干変わってきますが、

スーツの袖口から少しカウスが見えることで、清潔感がありベストとされています。 

一方、ボトムスになるズボンはどうでしょうか? ズボンの場合にポイントとなるのは、ウエスト、ヒップ、裾丈です。

もっとも重要なポイントは「ウエスト位置」です。この基準が違ってくるとウエストサイズも違ってきて、裾丈も変わってきます。

ズボンはどこに合わせると良いのでしょうか?

それは、ズボンのウエストが腰骨に当たって止まる位置です。ズボンのサイドポケット最下部に親指を引っかけて、下へ下げて止まった位置で、

基本的にそれ以上に下がらない位置がベストポジションです。まずはその位置を基準としてウエスト、ヒップ、裾丈を測ってみてください。

この位置より低いとローライズとなり、ウエストが高いとハイウエストとなります。ローライズにするとヒップラインがだらしなくなり、全体的にだらしない感じとなります。

ローライズはカジュアルなスタイルのみとしてください。逆にハイウエストの場合も同様に、はいているとウエストが落ちてくるので、ズボン裾が自分の意図した長さと異なり、

こちらもだらしなくなります。ウエストの正しい位置を継続するために、当然ベルトをします。

それでは各部のチェックポイントです。

ウエスト 

自分の指が2本入るぐらいがベストです。サイドポケットが縦ポケットの場合には「開かない」こと、タック入り の場合は「タックが開かない」、

ベルトをした際に「ウエスト位置にプリーツができない」ことです。ノータックのズ ボンは腰回りに余裕がないので、サイドのポケットは縦ポケットより斜めポケットになっているほうが、

ポケットが 開かずにすっきりとしたシルエットとなるのでおすすめです。 

ヒップ 

自分の背面ですのであまり気になりませんが、人の後ろ姿を見て「ハッと」なりませんか? 素敵なスーツのズボン もヒップのあたりがダボつく、

逆にスキニーズボンのようにヒップがパツンパツンだと不細工です。

ここは鏡と、店 員さんやショッピングを同行した人にしっかり見てもらい、調整してください。スポーツをしていた人にありがちで すが、

ヒップに合わせてからウエストを調整するほうが良いこともあるため、女性ではありませんが一度自分のヒッ プサイズを測って知っておくと良いかもしれません。 

裾丈 

一番の悩みどころです。裾のシングル、ダブルは3章でお伝えしておりますので、そちらを参照ください。今回は ズボンの長さです。

こちらも自分の股下の長さを知っていると便利です。スーツ全体が2000年頃から細身になり、 ズボンもノータックの細身が続いております

(2015年頃からはクラシカルへの回帰があり、タック入りのズボン が増えつつあります)。細身のズボンの場合は、裾丈も短めになっています。)