上司の皆さん!ワーキングママのキャリアを奪うダメボスになってませんか?

ダメボス周りにこんな上司はいませんか?

余計な気遣いでワーキングママを仲間外れにするダメボス周りにこんな上司はいませんか?

「あなたの優先する仕事は育児。仕事のことは気にしなくていいから、早く帰りなさい」

その言葉を聞くと一瞬とても気遣いのできるイクボスに見えそうですね。

しかし、ワーキングママは意欲的に仕事をしたいと思っているし、

新しい仕事にもチャレンジしたいと思っているのに、

こんなことを言われてしまったら自分はこの会社に必要はないのかと疎外された気持ちになり、

仕事に対する無力感を覚えてしまいます。

子育てしながら仕事をするなんて欲張りだと言わんばかりの言動ですね。

ダメボスはパパだけではなく、ワーキングママのキャリア志向を消失させる原因にも

私はシングルマザーとして3年間管理職を務めてきました。

妊娠前から支店長職、課長職を兼任し、ほとんど年上の部下の方々とコミュニケーションを取ることに必死でした。

妊娠後も変わらず同じ職務で続けていく予定でしたが、切迫流産と診断され安静を余儀なくされました。

お医者さんからは自宅療養後は時短勤務をすすめられ、このまま今の職務を続けることは会社に迷惑をかけてしまうだろうと、

上司に「平社員に戻してほしい」とお願いしました。

OKを頂き、私は産休に入るまで、平社員として上司の指示の下業務を行っていました。

そのときの頭の中はお花畑。産まれてくる赤ちゃんが楽しみで、仕事のことなんか二の次三の次でした。

そしていざ出産を済ませ、育児休業に入ると育児に追われる毎日で、仕事をしていた自分の姿が別人のように感じるほどでした。

たまに会社の同僚が家に遊びにきてくれると、会社の現状についていろいろ話してくれました。

いろいろ変化している会社の内情は遠い国のお話に聞こえました。

そのたびに私は「自分は社会から離れた場所にいるんだなー」とちょっと寂しい気持ちになってしまいました。


保育園が無事決まり、会社に電話すると「復帰予定日より早く来てほしい」とのお言葉。嬉しくてたまりませんでした。

「会社は自分を必要としてくれているんだ!」

私は予定よりも1週間早めて復帰しました。出社すると、「はい、仕事残しておいたから」と言われ、山積みのファイルを渡されました。

「よーし!!頑張るぞー!!」はりきって仕事に取り掛かりましたが、1年のブランクは怖いもので、

産休前はさくさくこなせていた仕事をところどころ「なんだったかなー」といちいち上司に質問していました。

問題なく進めていたつもりが、ありえないミスの連続。出産前では考えられなかったようなミスです。

もう自信喪失です。1年のブランクの恐ろしさを感じました。

しばらくは仕事をするのが怖くなり、雑務をメインにやるようになりました。

周りの人に「何かお手伝いしましょうか?」と言っても「育児が優先だよ。早く帰ったほうがいいよ」と言われ、疎外感も抱いていました。

仕事と育児の両立にも慣れ、半年が経とうという頃、やっぱり私はキャリアを大切にしたいと思い始めました。

夫と別居することになり、自分が大黒柱になることを決断したということもあり、このまま甘えていてはいけないと思ったんです。

私は、自ら社長に申し出ました。

「以前のように責任のある仕事がしたい。この会社でもっと頑張りたい」

社長は私の強い気持ちを理解してくれました。

でも、その先には挑戦という大きな壁が待ち構えていたのです。

私が課長として配属されたのは、社員が次々に退職していき、引継ぎもきちんとなされていない大変な部署だったのです。

引き受けたからにはしっかりやりたい。そう思った私はまずチーム作りの強化から始めました。

私の補佐として信頼のおける社員を推薦しました。その方は、私が短時間勤務であることを理解してくれた上で快諾してくれました。

私の配属前に社員が辞めてしまったために、新たに派遣社員を入れたり、

他部署から異動してもらったりしてなんとか一からスタートしました。

引き継ぎのない中、探り探りで進め、ミスもありましたがみんなでカバーし合い、

業務をなんとか安定して回せるようになったのは、チーム力の強さがあったからだと思います。

短時間勤務で残業できない私が、管理職としての仕事を果たすことができたのは、

会社が自分を必要としてくれている、チャレンジさせてくれている、絶対に成果を出すんだという強い意志があったからです。

もし、私が「責任のある仕事がしたい」と申し出たときに、

社長から「あなたの仕事は育児です。仕事より育児を優先しなさい」と言われていたら、

あのまま会社にとりあえずぶら下がる日々が続いていただけ、もちろん今の私はなかったと思います。

キャリア志向のワーキングママの気持ちを下げてしまうようなダメボスがいる会社には女性管理職は増えないでしょう。

残業を美徳とするよりも、短時間で効率よく仕事をこなすことのほうが何よりも美徳だと思います。