投資に楽はない?!失敗する6つの特徴。

競馬の失敗談

正しくは競馬ソフトの失敗談です。バカバカしい話ですが、競馬の予想ソフトなるものを、投資にかこつけて100万円で購入したことがあります。これがまた営業マンの商品のプレゼンがうまいのです。人は感情でものを買い、後から理論で正当化しようとするそうです。その時の私もまさにそれでした。プレゼンを聞いて感情でその競馬ソフトが欲しくなり、「これは投資だ。ソフトを起動しているだけで不労所得が得られるじゃないか」などと正当化したのです。100万円という高額な商品にもかかわらず、一時の感情に流されてしまいました。もちろん、この手の話にも今は絶対に乗りません。


このソフト、どういうものかというと、出勤前にパソコンで起動しておくだけで、勝手に競馬のレースを予想し、勝手に馬券の買い付けまで行うものです。ソフトを起動するというたったそれだけで、実に簡単にお金を儲けられるという代物です。最初は少額をレースに賭けて当たれば終了、本日の利益です。しかし、負ければ次のレースでその負け分を取り返そうと、金額を上げて次の馬券を購入します。


賢明な読者の皆さまならお分かりかと思いますが、負けが続くと1レースに対して賭ける金額がとても高額になってきます。1日にある12レース(競馬では1日12レース開催されることが通常です)すべてに負けた日には、数十万円の損失になってくるのです。そこで私はもうこのソフトを使うことはなくなったのですが、結局、ソフト代の100万円と賭け金数十万円の損失を被ったわけです。


以前、資産形成の勉強会を開催していたときに、何気なくこの失敗談を話したことがあります。普段このネタを話すことはなく、その日はたまたまだったのですが、その参加者も競馬ソフトを購入したことが過去にあったそうです。しかも、話を聞いていくと、どうやら同じところ、同じ営業マンから購入したようなのです。共通点ということで話は盛り上がったのですが、ただそれだけです。ネタにしかなりません。その会社はもうないでしょうが、競馬ソフトの話はいまだに耳にすることがあるので、騙されないように頭の片隅に置いておいてください。


裁定取引の失敗談

裁定取引はアービトラージとも呼ばれます。利ザヤを稼ぐ投資手法です。こちらは、一応は利益を出すこともできていたので全くダメなものだったわけではありませんが、ここでご紹介させていただきます。海外ではあらゆるものにレートがつけられています。一般的なものでは、サッカーの試合や野球の試合、意外なものでは政治なんかにもレートがついています。そんないろいろなものに賭けをすることができるのがブックメーカーです。オンラインであらゆるものに賭けることができます。


そして、ブックメーカーは世界で何千社もありますので、その会社によって、同じサッカーの試合のレートであっても、レートの差が発生します。時にそのレート差は、異なるふたつのブックメーカーでそれぞれ逆の賭け方をすることで、どちらのチームが勝っても収支をプラスにできるタイミングがあります。利ザヤを取っていくわけですので、決して儲けは大きくはありませんが、確実性の高い投資といえます。


確かに、私自身、この投資をやった際には勝ててはいました。ですが、利ザヤですので、元になるお金が大した金額でなければ、利ザヤ自体もごくわずかなものです。パソコンをポチポチ叩いてその利ザヤを稼ぐ行為をやっているうちに、自分の時給の低さに気づきやめました。私がやってみたのはもう5、6年も前の話です。今ではいろいろと規制も厳しくなって、この取引自体がまともにできるのかも不明です。


失敗の共通点

結局のところ、これまでの失敗の数々を振り返ってみると、そのどれもが例外なく「楽して儲ける」という方向に流れてしまった結果でした。投資やビジネスではこの手の話が本当に多いので、気を付けてください。さすがに今はもううまい話には飽きていますし、そんなものはないということが身に染みてわかっています。特に社会人になりたての、怪しい話に免疫のない人たちは気を付けた方がいいでしょう。


仮に運良く楽して儲けられたとしても、その儲けたお金を扱える器が備わっていない状態だと、すぐに失ってしまうでしょう。宝くじで当選して億万長者になった人の多くは、自己破産に追い込まれているといいます。一時的には派手な暮らしができたのかもしれませんが、それでは意味がありません。永続的な成功をおさめるためにも、しっかりと資産形成の知識を身につけましょう。


投資の失敗する6つ

・不動産投資に住宅ローンは使わない

・ネットワークビジネスには要注意

・事業投資の話には乗らない

・競馬はやっぱりギャンブル

・裁定取引は元手あってのもの

・楽して儲けられる話には飛びつかない