簿記の資格を取りたい、税理士、会計の仕事に就きたい方への記事①

よく耳にする簿記とは何? 簿記の概念

簿記とは、何でしょうか? まずは、企業の決算書(貸借対照表や損益計算書)を作成するための「帳簿記録」の「簿」と、「記」の2文字を合わせたものだと認識していただいて問題ありません。つまり、帳簿記録の技術のことを「簿記」と呼びます。「会計」との関係性でいえば、「会計」を行うための技術であると理解してください。つまり、技術であるため、自動車の「運転技術」と同様、テキストを読むだけで習得できるものではなく、一定程度の「慣れ」がないと習得することができない性質のものです。


簿記の人気

「簿記」はビジネスマンの取りたい資格の上位に常時挙がっており、会計の専門家である公認会計士試験や税理士試験、商業高校や経営・商業系の大学で授業科目になっている他、企業の人事評価制度の中での活用や、人材募集の採用条件になるなど、世間で広く普及しています。最も受験者数の多い日本商工会議所主催の簿記検定試験3級では、毎年3回実施され、毎回約10万人の受験者数となっており、数ある資格の中でも人気資格となっています。


簿記を初めて勉強する方の勉強方法

簿記の勉強方法としては、簿記の専門学校などで通学講座やDVD、インターネット等の通信講座を受講する方法、独学が一般的です。資金的・時間的な余裕があれば、通学講座や通信講座等を受講するのが最も確実で効率的ですが、独学でも簿記検定3級であれば初めてでも十分合格可能な内容となっています。書店に行けば、多数の簿記の書籍や問題集が出版されていますし、それらの中で、自らに合った勉強方法で進めていく必要があります。なお、日商簿記検定では4級から受験することも可能ですが、簿記4級の受験者数は、最近では毎年1000人未満であり、簿記3級が簿記の登竜門として広く世間で普及している現状です。


簿記2級以上を目指される方の勉強方法

簿記2級では、簿記3級の商業簿記がさらに幅広い範囲となり、さらに深みが増すとともに、工業簿記(初歩的な原価計算を含む)の内容が加わり、勉強に必要な時間もかなり多くなります。特に、将来、税理士・公認会計士を目指す方や、簿記2級以上を目指される方は、簿記3級の基礎が非常に大事になりますので、簿記3級は受験講座または通信講座等でしっかりと勉強されることをおすすめします。


稀に、簿記3級を飛ばして簿記2級に合格する方もいらっしゃいますが、非常にレアケースです。また、簿記は、技術であるため、車の運転技術と一緒で、感覚的な部分も多く含まれています。従って、簿記3級の合格後、しばらく時間的にタイムラグがあって、簿記2級を目指される方は、再度、簿記3級の勉強をやり直した上で、簿記2級以上に挑戦されるのが確実です。