不眠症の原因であるストレスを軽減するグリーンセラピーのススメ。

不眠の原因はストレス性であることが多い。

布団に入ったはいいものの、なかなか寝付けない。眠いのに、ベッドに入った途端、仕事のことや上司のこと、別れた彼氏のことが一気に脳裏によぎって眠れなくなる。このように不眠で悩む方も非常に多いです。カウンセリングをしていると、対人関係や仕事の悩みとセットで不眠の症状を訴える方が少なくありません


眠りたいのに眠れない。気づけば辺りは明るくなり、「あぁ、今日も寝れなかった」とけだるい体を無理やり起こして、仕事場へ。いざ仕事をしようと思っても、十分に眠れていないからイライラしたり、集中できずに凡ミスが相次いで非効率的になったり。それに対して自己嫌悪になって、今日こそはとベッドに入るも、今日も眠れずに、朝も全然すっきりと目覚められない


そんな負のスパイラルを繰り返す方も多いです。不眠は、眠ろうと思っても眠れない「入眠障害」、眠ってもちょっとした物音や気配に何度も夜中に目覚める「中途覚醒」、寝ても寝ても眠くってたまらない「過眠」など複数のタイプがあります。しかし、共通するのは、ストレスを強く感じている方が多いことです。


ある方は非常に責任感が強く、部下を持つポジションで、残業も多く不規則な生活を送っているキャリアウーマン。ある方は流動的な職場環境で、セクハラやパワハラなど圧力のかかる環境にいるOL さん。ある方は会社を運営し、扶養すべき家族を養う経営者。状況はさまざまですが、非常に心身ともに負荷がかかる環境にいます


そこまではいかない方であっても、パソコンやスマートフォン、テレビなど液晶に長時間触れているとストレスを受けます。また対人関係やコミュニケーション、日々の残業や満員電車による通勤など、自覚がなくともストレスを受け続けているのです。ストレスによって、体が緊張状態になり、交感神経が優位になります


これは今すぐ走れる状態であり、興奮状態リラックスとは程遠いですよね。慢性化したストレスによって、常に交感神経が優位だと、布団に入っても眠れると思いますか。緊張と興奮状態で眠るのはなかなか難しいですよね。

ストレスにはグリーンセラピーが効く。

よく眠れるときは、交感神経ではなく、副交感神経が優位のときです。お風呂に入っているときや陽だまりに包まれて安らいでいるとき、私たちのこころも体もリラックスしています。気持ちが安らぎ、落ち着いている状態のため、スムーズに入眠できます。このような状態だと自律神経が整っているので、眠りやすいです。


しかし、自律神経系がアンバランスな状態だと眠りにつきにくく、たとえ眠りについたとしても眠りが浅いために翌朝疲れが残ったり、すっきりしない目覚めとなったりもします。緊張状態の原因は、電磁波系のストレッサー、「暑さや寒さ」といった物理的なストレッサー、彼氏や家族、上司や部下などの対人関係による心理・社会的ストレッサーなどさまざまなものがあります。また複数の組み合わせによって、不眠になることもあります。いずれにせよ、言えることは不眠の原因はストレス性であることが多いということです。


そのため、不眠症緩和には、リラックス効果を促進させる呼吸法やリラクゼーション、カウンセリングやセラピーを用いることが多いです。なかなか寝付けずに朝まで起きていることもあったYさんは、自律訓練法という自律神経系にアプローチする呼吸法とカウンセリングを通じて、「気がつくと、ベッドに入ればぐっすり眠れるようになった」との報告をいただきました。


子どもの頃から寝付きが悪く、60 年近く不眠で悩んでいたKさんは、カラーセラピーとカウンセリング、呼吸法を組み合わせたレッスンで、朝スッキリ目覚められるように。「起きているときと寝ているときのメリハリがついた」「日常一緒にいる人が気づくくらいに変化し、今までで一番元気に動けている」など生活自体が大きく変わった方もいます。いずれも6回までの快眠向けのレッスンでこのような効果を得ています。


不眠が解消されることで、スムーズに眠れるようになるだけでなく、集中力や意欲が増したり、体力回復ができて行動的になったりなど、生活全体の水準が上がることもあります。これらは、不眠が解消されたことで、本来持っていたパフォーマンスが発揮できるようになったためだと思われます。今回は快眠レッスンのようにカスタム式のものはお伝えが難しいので、誰もが簡単に実践できるものとして、「グリーンセラピー」についてお伝えします。


グリーンセラピーは、緑による癒やしです。大自然に囲まれた森林を訪れると、体の深い部分から呼吸ができ、心身が安らぐのを感じませんか。森林浴は、心理学的に「樹木の香りによる精神的な落ち着き」「緊張の緩和」「精神的なリラックス効果」が得られると言われています。普段無理をしている方には、癒やし効果が高くおすすめです。山奥に出かけるのは難しい場合には、植物園や原っぱなどでも、同様の癒やし効果は期待できます遠くの山奥や大自然を目指すよりも、手軽にできることで実践してみましょう


私もときどき新宿御苑や高尾山に行って、緑の癒やしを得ていますぼーっとその場にいるだけで、張り詰めた緊張から解放されて、気持ちがラクになるのを感じます無理をしていないつもりであっても、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていたり、緊張感から肩が凝っていたりするものです。

そのようなときにはできる範囲で、癒やしを取り入れて、リラックスし、良い睡眠を促しましょう。