最高にリラックスするための深呼吸のコツ。交感神経と副交感神経を使い分けよう!

深呼吸すると交感神経系が働きリラックス状態になる。

わたしたちが今こうして生きていられるのも、「吸う」「吐く」という呼吸運動を繰り返しているからです。呼吸運動をやめるとどうなるのか? それはもうお分かりだと思います。「息をする」ということは「生きる」ことといわれています。


人は短い間であれば食べ物や水がなくても生きることはできますが、呼吸を止め続けて生きることは絶対にできません。呼吸運動の役割は、新鮮な空気を身体の中に取り込んで、使い終わった空気を外に出すことです。呼吸の中で深呼吸というものがありますが、深呼吸をすると心も身体もリラックスすると言われています。


なぜリラックスするのかというと、深呼吸は自律神経に働きかける役割だからです。自律神経とは、自律して働く神経のことで「交感神経」と「副交感神経」の2つが存在します。交感神経とは活動する緊張状態を生む神経で、副交感神経とは休息するリラックスした状態を生む神経です。深呼吸によってこの2つの神経の切り替えが行われて心も身体もリラックスできるというわけです。


交感神経が働く→緊張状態にある場面

・仕事が忙しいとき

・集中しているとき

・怒っているとき


このような状態では交感神経が働き、緊張状態に陥っているので呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅くなる、止まりがちになることが続くと疲れがたまって、疲労が抜けにくくなり身体にとっては好ましくない状況といえます。反対にリラックスしているときはどうでしょうか。


副交感神経が働く→リラックス状態にある場面

・家族とおいしい食事をしているとき

・旅行に出かけて綺麗な景色を見ているとき

・お友達と楽しく会話しているとき

こういった場合は、ゆったりと深い呼吸をしていることが多いです。


このようなシチュエーションからもリラックスしたいときには深呼吸をするということが効果的といえます。自律神経の観点から見ると、副交感神経を優位にする状態です。深呼吸以外に副交感神経を優位に働かせるリラックスの方法として、アロマオイルを使ったマッサージや整体を受ける、お風呂に入る、ご飯を食べる、お友達と出かけるなどがあります。全てに共通することは自分自身がリラックスをして、呼吸をしやすい環境をつくるということです。

 

効果的なリラクゼーションの受け方は心地良い程度の指圧で。

マッサージや足つぼに代表されるリラクゼーションを受けるときに痛みを我慢する方がいます。筋肉が硬くなっているので、強く押してもらえば筋肉がやわらかくなると思い、強く押してくださいと申し出ます。施術者もあなたの要望に応えて強く押します。肘や指を使い、強く押されて痛いけど、我慢すれば筋肉はやわらかくなるはず。


きっとこりも解消されて楽になるはずだと我慢します。……これが大きな間違いです。強く押されて我慢しているとき、あなたの呼吸はどうなっているでしょうか? おそらく呼吸を止めて、身体は緊張状態になっているはずです。施術者が押すたびに息を止め、指が身体から離れたときに“ふーっ”と呼吸をするというのを繰り返して数十分。これでは、あなたと施術者との間で力比べや我慢比べをしながら、筋肉を痛めつけているだけです。自律神経でいうと交感神経が優位な状態です。


リラクゼーションを受ける本来の目的は、血液の流れを悪くしている原因の1つである、筋肉の緊張状態を改善して血液の流れをよくした上でリラックスすることです。リラックスを求めてお金を払っているのに、息を止めて身体を緊張させ、筋肉を硬くし結果的に血液の流れを悪くするだけでは本末転倒ですのでお気をつけください。


上手にリラクゼーションを受けるコツは、自然な呼吸ができる強さで施術をしてもらうことです。気持ちよくなって、いつの間にか寝ていたという状態のほうが、リラックス効果も望めます。自律神経でいうと副交感神経が優位な状態です。