心も「凝る」って知ってました?重症化する前にケアをしよう

心の調子に気を配っていますか?

「私、肩とか腰って凝ったことがないんだよねぇ~」昔、勤めていた職場の同僚が、そんなことを言っていたのに驚き、「健康を維持する為に

何かしているのか?」と聞いてみました。すると「全くしていない」とのこと。よくよく話を聞いてみると、実は「前にギックリ腰をやったことがあるんだよね」と言いだしたので、さらに驚きました。


腰の凝りがとても悪化してしまったのが、ギックリ腰です。彼女はそんな最悪な状態になったことがあるにもかかわらず、体が「凝っているという

違和感のある状態」に気づかないどころか、そもそも本来の「快適で健康な状態」が、どんな感じなのかもわからなくなるぐらい、自分の体に対して鈍感になっていたのです。


それまでに確かに感じていたであろう、痛かったり動かしにくかったり、といった体の不調のサインを、無視したり気にしないように我慢しているうちに、痛みが麻痺してしまっていたのです。心の痛みも同じようなものです。その時に感じた悲しさや寂しさ、不満や辛さ、怒りといった「痛みを伴う感情」を、無理に抑え込もうとしたり、感じなかったように無視し続けますと、感じた感情自体は消えずに心に「凝り」として溜まっていきます


そして、ある日突然爆発し、体調や人間関係を悪くしたり、最悪の場合、仕事や結婚生活、命を失うといったことにつながります。「痛みを伴う感情」を抑えつけてきた分、心が「感じること」に麻痺してしまうのです。

心にも病気やケガがあった!重症化する前にケアをしましょう!

病気や怪我をすると、とても落ち込みますし、今後のことを考えると怖くなったり不安になります。しかし、それは自分の生き方をはじめ様々なことを通して、ずっと避けていた問題や感情と、じっくりと向き合うきっかけにもなります。逆にそこまでのことを引き起こさなければ、落ち着いて向き合う機会を設けようとしなかった、ともいえます。溜まった心の「痛みを伴う感情」が、助けを求めているのです。体だけでなく、心も普段から健康な状態を保つことを意識しておきましょう。


すると、「凝り」となる前に、「痛みを伴う感情」を感じていることに、気づきやすくなります。気づければ独りでじっくり感じたり、誰かに話すことで感じる機会を設けるといった、その都度、感情を解放してあげるケアができます。感情は全て感じきると、消えてしまうからです。


また、心の「凝り」の度合いが小さい分、「痛みを伴う感情」と向き合う恐れも小さいので、必要な勇気も小さくて済みます。自分の気持ちを伝える時も、感情を溜めて爆発させながら伝えるよりは、相手の立場を思いやりながら気持ちを伝える余裕ができるので、人間関係を壊しにくくなります。


健康であって初めて様々なことができます。「とりあえずここは我慢しておけば……」と、その時に感じたことや心の痛みのサインをないがしろにしないでください。病気や怪我を使わなければ、自分の感情と向き合えない。そんな心身ともに苦しい思いをしなければいけなくなる前に、ぜひ日頃から自分の感情を大事にして、きちんと向き合う時間を作っていきましょう