私が『自分が嫌い』から『自分が好き』になったわけ。

ネガティブな言葉はすぐに排除!

「何をやってもうまく行かない」「思い通りに進まない」「そんなことできるわけがない」「わたしには無理!」

完全なるネガティブ思考。昔のわたしはこんな調子でした。でも今のわたしは、このような言葉をあまり使いません。たまに心が弱っているとき、どこからともなく忍び寄ってはきますが、やってきてもすぐにはねのける自分にとって気持ちの良い言葉ではないから、すぐに排除します。


いつまで経っても何もできないわけがない。生きている間に、時間が経つごとに、人は学びを深めます。無理に机に向かわなくても、本をたくさん読まなくても、偉い人に教わらなくても学ぶことはたくさんあります。気がついていないだけで、学びはしっかり自分のモノになっている。


「ちょっと前までできていなかったことが、今はできるようになった」そんなことがたくさんあるにも関わらず、「わたしにはできない」それってホント? 思い込み? できているにも関わらず、それに気づかず何かから逃れよう、離れよう、避けようとしているのではない? 時には既にあるものまで捨てようとしていない?もったいないですね。


「できる」と言ってしまうことをおこがましく感じたり、不安に思ったり、重く辛く感じることがあったとしても、できたときは少なからず嬉しく楽しく感じているはず。普段から、その喜びや楽しみに気づくことができるようになれば、「できる」という言葉への抵抗も少なくなるのではないでしょうか。


わたしのように「できる、できない」に対して臆病になり、『自分嫌い』に繋がってしまう人は多くいらっしゃると思います。「できなかった」ことばかりに焦点を当てず、「できた」ことに意識を向ける癖を付けることができれば、自信が上書きされ少しは楽になるのでしょうが、これが簡単なようで実は複雑だったりします。

結果だけでなく、プロセスも大切に。

以前ある女性から、人から言われて嫌な気持ちになる言葉があるという話を聞きました。それがこの言葉です。「あなたはやればできる子なんだから」一般的によく親が子供に、先輩が後輩に使っていますね。相手に気づかせようとして親切心で放った言葉が、相手の心に刺さるなんて思いもしていないでしょう。


この言葉に対してその女性は、「やってもできない子もいるってことを言いたい。そんな風に期待をかけられることが重くてイヤだ」と。確かにそうかも。人の感じ方はそれぞれで、いくらいい言葉であっても、すべての人が受け入れるとは限りません。彼女は他にもこんなことを話してくれました。


「相手から『頑張って! あなたもやればできるんだから。前にもそんなことがあったでしょ。あの時もやってできたじゃない』って言われて、ますますできなくなってしまった」と。「『できた』ことに意識を向ける癖を付けることができれば」と言っているわたしの言葉が空しく感じられますが……。


彼女の場合、無責任に放たれた相手の言葉が重しのようにのし掛かり、さらに動けなくなってしまいました。

そんな彼女が動き出すのは、自分の意志でやりたいと思ったときでした。周りの人が発破をかけても動かなかった彼女は、別の角度からの動機づけを手伝ってあげると少しずつ動き始めました。


「何が妨げになっているのか」「どんな制限があるのか」「何があなたに『できない』と思わせてしまっているのか」行動を起こすことに焦点を当てず、行動を妨げていることに気づきを持たせたことで固まっていた意識が少しほぐれ、前に進みやすく動きやすくなったようです。ただし、できた後に次のような言葉を言ってはいけません。


「ほら、できたじゃない!」何気なく他の人から言われた言葉に、彼女の反応は、「この人は結果しか見てくれていない。軽くあしらわれた感じ。自分自身を評価してくれていない」彼女は嫌気がさしてしまい、ますます『やればできる』という言葉にアレルギーを感じてしまいました。

彼女はもちろん褒めてほしいと思っていても、それは結果に対してではなく、プロセスを評価してほしかったのです。


「やりたくないからできないということばかりじゃない。やりたくても方法がわからない、できない理由があることを知ってほしい。できたことに対しても、自分がどれだけ頑張って成し遂げたか、他人にはわからない努力をしてきたことを認めてほしい」そんな思いに人は気づかず、手っ取り早く成果を求め軽い気持ちで言ってしまう。罪ですね。

些細なことでも自分を認めてあげることで自信となり、自分のことが好きになる!

さて、わたしのように人にとやかく言われるのがイヤだから、さっさと自分で解決しようと動くことに共感してくださる方もいらっしゃると思いますので、「わたしの場合」を改めてお伝えします。どうやって『自分が嫌い』から『自分が好き』になったか。何がそうさせたか。


これは自分にも『できる』ということがわかり、モチベーションが上がったことで徐々に自分を認めることができるようになったから。自信がもてるようになったことで、誰かと比較することも少なくなったということです。


わたしの場合、人を頼って自分の意志で行動することを避け、人任せにしていたことで自分に自信が持てなくなり、「『何もできない』自分が嫌い」

になっていました。それが、自分の意志で決めて行動するようになってからは多少なりとも自信が持てるようになり、いつの間にかできていたことも気づいた時点で自信の貯金となりました。加えて、「誰かができるなら、わたしにもできるはず」負けず嫌いが発揮されたことも要因だったかもしれません。自分の嫌いな部分を具体的に掘り下げることで、解決策が見えました。


相手に意識を向けるようになると、さらに自分の行動だけでなく、印象を良くすることにも力を入れるようになりました。女性である限り、いつまでもきれいでいたい。娘たちから憧れられる母でありたい。お客様に信頼していただける姿勢や態度を身につけたい。このことが動機づけとなり動くことができました。今も努力しています。


何でもいい、些細なことでもできたことを認める。そして、それをできた自分を褒めて好きになる。自分のことが好きになれば、喜びや楽しみも加算されます。ただし、ナルシストは度を越さないこと。何でもバランスや適度っていうものがあることを忘れないでくださいね。