子どもが失敗した時の親の心構え3つのポイント

子どもに「失敗する権利」を放棄させないこと。

「失敗」というとどんなイメージでしょうか? わたしにとっては「してはならないもの」「すると大変なことになるもの」「できることなら、失敗せずにうまくわたっていきたい」、そんなイメージでした。


子どもにかける言葉でも、「失敗しないようにがんばって!」なんて、普通に聞く言葉でもありますよね。 でも、わたしは勇気づけを学ぶ中で、「失敗」の捉え方が大きく変わりました。 「失敗」は、とてもステキなことだったのだと気づきました。


「失敗」は大きく伸びるためのチャンスだったのです。 たとえば、よくあるエピソードです。子どもがごはんの最中にふざけていて、お茶をこぼしました。お母さんは、「もう! だから毎回 言ってるでしょ! 何回いったらわかるの! だからあれほど言ったのに。さっさとどきなさい!」 といって、怒りながらこぼしたお茶を片づけました。よくありますよね、このシーン。


この「失敗」から子どもは何を学べるでしょうか? もちろん「ふざけて食べると、コップが倒れてしまう」ことも学べるでしょうし、「こぼすと怒られる」ということも学んでいると思います。でも、それだけじゃもったいない。 こちらの対応が変われば違うことも学べます。たとえば「こぼした時の、あとかたづけの仕方」も、実際に子どもが体験できます


こぼれたあと、なんとか一呼吸おいて、 「こぼれちゃったね、どうしようか?」と問いかければ、たぶん「……ふく」と答えると思います。 「タオルどこにあるかわかる?」と聞けば、知っているかもしれません。知らなかったら、これも 新しく学べることの1つです(子どもの手の届くところにしまっておくのがおススメです。自分で やってくれるようになりますから)。

失敗こそ最高の学びのチャンス!

お母さんと一緒にテーブルをふき、ふきんを洗い、洗濯機に入れる。 子どもは「あとかたづけって大変だな。めんどくさいな」ときっと勝手に思うでしょう。そうやっ て、あとかたづけの方法も覚えていきます。 あとかたづけを学んでもらうのに、実は怒る必要はなくて、普通に伝えても学んでくれます。


むしろ、落ち着いた状況であるほど、もしかしたら「まわりの人に迷惑がかかることもある」ということまで、自分で思い至るかもしれません。 そうやって経験していれば、きっと次にこぼした時は、お母さんが動かなくても、自分でどうやって片付ければいいのかわかるようになっていきますし、親の手間もかなり省けます。 一生懸命1人で片づけている子どもを見ると、「成長したなぁ」と思えて、勇気づけまでできるのです。


「失敗」は悪いことではないんですよね。だれでも失敗することはあります。失敗して「ダメなんだ」とくじけるよりも、そこからどんなふうに修復したりするのかが重要です。「失敗しても、自分にできることがある」と思って行動してほしいのです。


そして「片づけるの大変だったよねぇ、今度からどうしたらこぼれないかな?」と聞いたとしたら、きっと何か答えてくれるはずです。 それが「いまの」彼らが考え出した「答え」です。つたない答えかもしれませんが、彼らが自分 で考え出した「答え」です。


そうやって、「失敗」からいろんなことを考えて試しながら、失敗しながら、わたしたちも、 子どもも1つずつ成長していけると思います。 親としては、子どもには「失敗してほしくない」「がっかりしてほしくない」「悲しい思いはさせ たくない」「まわりに迷惑かけたくない」と思います。 でも、それとはまた別に、子どもたちには「失敗する権利」があります。


わたしたち親が、怖かろうが嫌がろうが、子どもは「失敗」していいのです。 「失敗して、そこから学び、また立て直すチカラ」がある、それを学べる機会でもあると思います。 もちろん、わたしたち大人も同じように……。

たくさんの失敗をしてもあなたは大切な存在に変わりないことを伝えてあげること。

だから、いまのうちにたくさん「失敗」させてあげたいとわたしは思っています。いまでは「失敗」が大好きになりました。子どもが失敗しそうだなという時、ちょっとニヤニヤしていると思います。


そして、もし失敗したら「残念だったね。でもいま失敗しといてよかったね。何を学んだかな?」と聞いています。 わたしたちが「失敗」を恐れなければ、きっと子どもたちも「チャレンジすること」を怖がらな いようになるでしょう。 チャレンジしたからこそ「失敗」したのです。


チャレンジすること自体「勇気」がないとできな いことですから。 「『失敗』したって、自分の価値が下がるわけじゃないんだよ。バツなんてつかない」「あなたはどんな時でも、変わらずに大切な存在なんだ」ということを、失敗した時こそ信じてもらえるようにサポートしていきたいですね。