職場でメンタル不調はなぜ起こる?要因は

なぜ職場でコミュニケーション力が必要なのか

あなたの職場はあなたと仲が良い、あるいはあなたと相性の良い人たちばかりですか?

多くの場合、気の合わない人や接しにくい人がいるのではないでしょうか。

職場は仲が良いという基準で集まった人たちで構成されていません。

職場は組織が組織目標を達成するために作った集団です。

自分の仲が良い人や相性の良い人たちだけの職場であれば、あなたが失敗したり、

少しぐらいわがままを言っても許してくれるかもしれません。

また、逆にあなたも他の人に対して、少しくらいのことは目をつむるでしょう。

しかし、多くの職場ではミスは見過ごされないし、わがままも通りません。

それは組織目標が組織の基準に大きな影響を与え、目標達成のために職場の人は組織に貢献することを求められているからです。

職場における目標を達成しようというベクトルが同じであっても、

達成手段としての方法が価値観によって異なる場合があります。

時には「自分の価値観こそが正しい」と思い込み、職場の人の間で対立が起こります。

この対立を建設的に解決するための基本的な土台となるのがコミュニケーションです。

職場で良好なコミュニケーションが形成されていれば、たとえ対立する状況になったとしても、

お互いを認めようという雰囲気が生まれます。

相手の意見(価値観)の全てを受け入れられないとしても、

「一部は受け入れられるのではないか」「その部分は理解できる」といった相手を尊重する気持ちを持つことができます。

お互いを尊重することが、さらなる相互理解に進めば、組織の目標達成に大きな貢献となる可能性があります。

価値観の違いによる対立は、表に出るか出ないかの差はあれ、組織内で発生しうるリスクは低くないと思います。

価値観の違いは、「それは常識でしょう」「○○であるべき(○○であるべきではない)」という言い回しで表現されることがあります。

この言い方が多い人ほど自分の価値観へのこだわりが強く、歩み寄ることが難しくなります。

これらの表現の裏には「自分の考えはみんなの意見(大多数の意見)だ。だから受け入れて当然である」という気持ちがあります。

しかし『常識』は人によって異なっていることもあり、絶対的な基準とは言えません。

「みんなが言っているだろう」と、対立相手に言われた時に「誰が言っているのですか?」と聞き返した経験をした方は多いと思います。

このやり取りで返ってくる答えは概ね相手の周りの数人やマスコミやネットで得た情報だったりします。

相手の価値観の全てを受け入れられないとしても、尊重する気持ちが大事です。

相手の価値観を尊重するからといって、自分が持っている価値観を否定する必要はありません。

「尊重」という言葉は重く聞こえるかもしれませんが、「そういう考え方もあるのだなあ」と捉えるだけで十分なのです。

自分の価値観だけで考えるのではなく、他人の価値観を知り、その価値観を尊重した上で組織の目標達成に向けて進んでいく。

職場でのコミュニケーションは、組織がより大きな成果、より効率的な方法、

ひとりでは達成が難しいことを実現するために必要な土台となるものです。

そして職場の集団は良好なコミュニケーションによってさらに結びつきが強いチームとなっていきます。

ここでメンタルダウンと職場の関係を見てみましょう。

メンタルダウンに影響する要因として「職場における人間関係」は、かなり大きな割合を占めています。

職場でのコミュニケーション不全は、人間関係がうまくいかない状況に繋がります。

そして、人間関係がうまくいかない状況が続くとメンタルダウンしてしまう人も出てきます。

しかし職場でのコミュニケーションが良好であれば、所属意識や周囲から承認される喜びなどが生まれメンタルに良い影響を及ぼします。

この良い影響がモチベーションアップとなれば、あなたにも組織にもプラスの効果となるでしょう。

また、組織における良好なコミュニケーションは、あなたが悩んだ時に周囲の職場メンバーに相談できる環境となります。

周囲に相談することで、ひとりで悩んでいる時に陥りがちなマイナス思考のスパイラルを防ぐことになります。

誰かに相談できる環境があることはとても大切なことです。

さらに、職場メンバーとのコミュニケーションが良くなることは、組織集団がチームとなるためには必要な条件のひとつです。