3つの要素を理解してメンタルダウンから抜け出す方法を紹介!

メンタルダウンを考えるための3つの要素

メンタルダウンを考える際には状況、引き金、マイナスのスパイラルという3つの視点があります。

この3つの要素ごとにどのような対処法が考えられるのか述べたいと思います。

(1)状況

状況とは、メンタルダウンに陥りやすいストレス状態に、さらされ続けているということです。

状況に対してどのような対処をしていけば良いのでしょうか。

状況の打破には周囲とのコミュニケーションがポイントとなります。

あなたの職場で良好なコミュニケーションを築くこと、周囲の人に『相談できること』が、ひとつの対処法となります。

職場で過ごす時間は長時間であるため、職場における良いコミュニケーションを形成することは効果的であると思います。

会社においては職場そのものだけでなく、同期の仲間や社内サークルなども相談できる相手を見つける場所となります。

また、『相談できること』は職場に限らずとも、プライベートで相談相手がいるということでもかまいません。

友人、家族をはじめ、社外の勉強会の仲間、趣味の仲間なども相談相手候補となるでしょう。

大事なのは、自分の思いや悩みを吐露できる自分自身の安全地帯を確保しておくことです。

社外の相談相手は会社における利害関係がないという点で大きなメリットとなります。

状況そのものを変えていくことは難しいので、メンタルダウンに陥る状態を一時的にでも忘れることができる状況、

気持ちを切り替えることができる状況に身を置けるようにしておくことが『相談できること』です。

職場では周囲の人と相談することで職場状況は変わらずとも、意識を切り離すことが可能となります。

プライベートでは状況そのものが変わりますし、全く状況が異なる人の視点からのアドバイスは自分の視点を変えることにも役立ちます。

(2)引き金

引き金とは、メンタルダウンに陥った原因と思われる出来事(ラストストロー)のことです。

メンタルダウンに陥るには何かの引き金があるはずです。

直前に感じていることが全ての原因のように感じることがありますが、

実際には少しずつ原因が積み重なった最後の藁(ラストストロー)であるかもしれないということです。

つまり、直前のひとつだけの事柄がメンタルダウンの原因とは限らないということです。

ではこの引き金に対してはどのような方法で対応できるでしょうか。

メンタルダウンに陥る要因となり得る要素に対して、「受け入れる」姿勢をとることがひとつの対処法だと考えます。

これは様々な要素を外部要因(誰かのせい、周りのせい)と捉えるのではなく、自分でそれを選択したと『思い込むこと』です。

ポイントは『思い込み』というところです。

実際には外部が原因であることもあるでしょう。

しかし、あえてそのことを自分で受け入れた、自分で選択したと『思い込むこと』がポイントです。

ひとつひとつの要因に対して、自分で選択していると思うことは、様々な原因が重なり、

ラストストローが発生することを遅らせるというイメージです。

誰かから押し付けられたから、外部要因だからと思うのではなく、

自分が選んだ状態だと認識することは、あなたに起こった出来事が引き金となることを防ぎます。

たとえば、あなたが上司から怒られたとします。

この事柄を「怒られる」と捉えるのではなく、「自分の成長のアドバイスなのだ」と『思い込み』ます。

上司が怒った本当の意味はわからなくてかまいません。

あなたが「自分の成長のため」という『思い込み』を自分で選択したことが大事なのです。

このように『思い込み』を続けることは、メンタルダウンの引き金になる出来事としての認識を回避することとなります。

(3)マイナスのスパイラル

マイナスのスパイラルとは、ループ思考から抜けられなくなるということです。

思考がマイナスのスパイラルに入るきっかけのひとつは自信がなくなることです。

自信喪失を出発点として「何をやってもうまくいかない」「自分はダメ人間かも……」と考えるようになり、

ますます自信がなくなってしまいます。一度の自信喪失が些細なことでも自信を失う、次の自信喪失を引き起こします。

このような自信喪失が連続していくとループ思考から抜け出すことができず、思考がマイナスのスパイラル状態となる流れを作ってしまいます。

マイナスのスパイラルから脱出するためには、

まず自分の自信を取り戻すこと、自己肯定感を取り戻すこと。

「もうダメ……」「どうして良いのかわからない」という思考パターンを

「自分ならできるはず」「なんとかなるに違いない」と思い込むことから始めます。根拠はなくてかまいません。

理由はなくとも自分を信じる姿勢を持つことがマイナスのスパイラルから脱するための第一歩となります。

また、「引き金」のところでも書いたことですが、「何をやってもうまくいかない」「自分はダメ人間かも」という、

『あきらめる』ことを『受け入れる』という言葉に言い換えることで、自分の意思で選択したと捉えるようにします。

『あきらめる』という思考は仕方がない、他者のせいと考える思考です。

それに対し、『受け入れる』は自発的、自己責任として考える思考です。

自分にとって悪い状況であっても、自分で選択的に受け入れたと捉えることで、

少しでも能動的な気持ちに切り替えて、思考のマイナスループから抜け出すきっかけとします。