ビジネスと商いの違い?ポイントは個人商店?

ビジネスマンと商人

りょうすけ、そもそも論だけど……ビジネスと商いってなにが違うと思う?

ビジネスマンっていったらちょっと聞こえがカッコイイけどさ、

商人(あきんど)とは何が違うんだろうか?って考えたことあるかな?

りょうすけも新卒のころ、研修で学んだと思うけど社会人としての礼儀やマナーのことをビジネスマナーと呼んだりするよね。

学生時代には使ってもいなかった敬語や名刺交換の仕方、メールの書き方なんかを学んで、

基本的なビジネスマナーというものを身につけてから、先輩と同行で取引先へと訪問するようになるよね。

そのビジネスマナーとは、「相手に失礼を与えないように、そしてビジネスが円滑に進むように」が基本的な考え方だよね。

そう、一応は相手を敬う姿勢がそこには存在しているんだよね。

それに対して、商人の知識、知恵とかになると、一筋縄ではいかなさそうだね。

昔だったら丁稚奉公から始まって、見よう見まね、身体でその商人としての姿勢を身につけてなんぼの世界。

なんか奥が深そうだぞ……。

オレが疑問に思うのは、実はここなんだよね。

「ビジネスと商いって何が違うんだろうか?」ってこと。

一見、英語と日本語の違いだけのように思えるけど根本的な考え方や働く人の姿勢に違いはないのだろうか?と

ふと疑問に思うようになったんだ。

なぜなら、オレらが社会人になったとき、「素晴らしいビジネスマンになるように」としつけられてきたけど、

「素晴らしい商人になるように」とは教えられてこなかったから……。

商売人っていうと商売上手な人っていうイメージで、駆け引き上手、利己的な感じが受け取れる。

皮肉めいた感じも少しだけあるように思う。

それに対して商人(あきんど)っていうと、近江商人や某回転寿司チェーン店の名前からも関西方面の老舗の商いを連想した。

古くからの教え、教訓を生かして営んでいるような玄人のイメージ。

「俺が俺が」の利己的な物売りばかりのセールスマンのことを一言でいうと、まさに「自分の売り込み」で「売り」ばかり。

商売人と商人の違いは「売」の文字が入るか入らないか!?

商いって、商売から「売り込み」をなくしたものなのでは?とふと思ったんだよね。

自分の商材を「買って~買って~」と売り込んでばかりが商売人。

売り込む姿勢ではなく、まずは相手との取り引きや関係性の構築を考えるのが商人。こう仮に考えてみることにした。

商売人は、

・ 自分の商材を買ってもらうことが着地点

・ 儲け主義

・ 利己的

商人は、

・ 相手のことを常に思う

・ 共存共栄を願う

・ 持ちつ持たれつの精神で接する

改めて「ビジネスってなんだろう?」って考えてみると

・ 利益を出すこと

・ 金を稼ぐこと

・ それも、より多くの金を稼ぐことがよいこととされているなんか商売人が求める姿に近いような気がしてきた。

ビジネスって一言で日本語に訳すことは難しいかもしれないけれど、ここでいうのであれば「儲け主義」の世界。

もちろん儲けることは悪いことではない。

儲けなければ社会が成り立たないし、潤っていかないと経済が発展しないということはオレも理解している。

ただ、利益を出したいがために、「俺が!俺が!」で取り引き先に押し付けたり、

お客さま目線から外れた商品を売り込んでばかりだと、いつかは相手から飽きられてしまうってこと。

商いは、独り相撲ではなく、常に相手があってのこと。

相手の会社の事業発展を願って取り引きを行うもの。

先方が困っているときは、それに応じられる方法を考え、こちらが困っているときは相談に乗ってもらえる関係をつくること。

そして双方がともに発展していくこと。

こんな発想が普段の取り引きの中に芽生えたらいいし、そんな関係こそ今の世の中に求められているんじゃないだろうか?

そうなれば、商談相手とのやりとりが、親友とのやりとりと同じぐらい、

心がこもった内容になると思うんだけど、りょうすけはどう感じたかな?

まずは優秀なビジネスマンになる前に、とことん商人の精神を学ぶべきだとオレは思うんだよ。

自分が一商店の店主だったらどうするか?与えられた課題を無理難題と捉えるか?

それとも新たな商いのいい機会になると捉えて心を込めて対応するか?

心がけ次第で、日々の業務や営業活動が変わって見えてくるから不思議だよね。

けんにぃからの今日のアドバイス

自分を「個人商店の店主だ」と思って仕事をしてみる。