教師を目指したい人に伝えたいプロ教師からの言葉3つ。

学校力のアップは生徒との信頼関係、教員の向上心、生徒に「学ぶ」という哲学を教えることである。

第1段階

まずは、生徒の声を聴くこと。

学校生活での学習のこと、進路のこと、友達のこと、クラブのこ

と、……細かいところまでまずは聴く。

聴いてくれるという思いが生徒の中にできてくると、生活の

ことで困っているようなことがあれば話してくれるようになる。

「教師は自分たちの話をなんでも聴いてくれる」と思うようになる関係づくりからスタートさせる。

また、間接的な関わりとしては、学校としての教育理念を実態に即して整理し、発信していくことがスタートである。

保護者や地域の人に「中学校頑張っているなあ」と思っていただけるのは大きいことなのだ。

こうして「安心して学べる環境づくり」ができると不登校生徒は劇的に少なくなります。

第2段階

次は授業について。

わかりやすい授業を提供するのはあたりまえだが、これは日々の授業研究にかかっている。

私が所属していた学校では意地でも分かりやすい授業をしてやるという教師がいて、

毎日毎日、授業で使う説明用のものづくりをしています。

それが刺激になって職員室全体に授業のものづくりをするという空気ができてきた。

土曜授業をやり始めると、地域からも「中学校って頑張っているなあ」とプラスイメージで見られるようになる。

土曜までやるとなると、クラブ活動との関係や、教職員も「忙しくなる」と思う人がいて当然だ。

しかし、できるところから「損して得取れ」の精神でやっていくと、

学校と生徒・保護者・地域との関係がよくなり、日常の私たちの気持ちがとても楽になる。

第3段階

もう一つ授業について話をする。

授業内容の問題だが、いわゆるPISA型(知識や経験を生かして、生活のあらゆる場面で直面する課題に、

自分で積極的に考える能力)の学力をつけるような授業内容に改善していくことが大切だと考える。

その中で重要なのは、「学ぶ」ということを問い続ける教師になるということであった。

「その子の人生にとって、今の授業がどんな意味を持つのかという哲学的な問いを持ち続けるようになる」

ということだ。