この世になぜ病気が存在するのか?

病気になる必要のない世界

この世のすべての出来事に完全に筋が通った理由がある

(その本当の理由は生きている間は理解できなかったとしても)としたら、病気になることにも理由があるのかもしれません。

病気になった本人にも、病気になったひとの周りにいるひとにも、その病気に関わるひとにも、多くを学ばせてくれる。

心の中をみつめ、生活習慣を見直し、「いったいいつから病気という状態の〈楽じゃない私〉になったのか」

「どう在ればよかったのか」「これからはどう在りたいのか」を思い出すチャンスをくれる。それが理由かもしれません。

また、病気になったことを自分への罰だと感じて、自分自身を責めてしまうひともいます。

病気になった自分を被害者のようにいうひともいます。

私は、病気は、罰でもなければ加害者でもないと思うのです。

この世になぜ、病気が存在するのか?

その本当の理由はわかりません

でも一つわかったことは、〈リコネクション〉と出会う前の、私の心の中にあった無意識の思い込みについてです。

私はかつて私自身のことを、「心身の不調があるひとを、広い意味で治すひとだ」それにはやはり

「広い意味で治されるひとが必要だ」という一方向の考えを、また「私と患者さんは違う」という分離の考えを持っていたのです。

そして、医療従事者としての私は、病気のひとがいて成り立っている職業についているのであり、

つまり「具合の悪いひとがいなくなったら困る」という恐れも隠し持っていたのでした。

このことに気がついた時には、すぐにでも鍼を打つことをやめたいと発作的に考えたものです。

病気のひとを存在させる加害者のような状態を、すぐにでもやめなくてはと思い込んだのでした。

しかしこの時の私の状態も、楽じゃない、一種の不健全な状態です。

右に左に大きく揺れた私の心は次第にちょうどいい位置がわかり始めました。

そして、仕事においても〈楽な私〉を思い出すにつれて、

「病気になる理由がない、病気になる必要のない世界がくるにはどう在ればいいのか?」ということを意識するようになりました。