必見!ストレスをわかりやすく解説します!

ストレスと感情

2011年に4大疾病のがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病に新たに加えられた精神疾患。

IT化などの社会構造も様変わりし、ストレスは社会問題となっています。

本来ストレスとは、外部からのさまざまな刺激(ストレッサ―)によって

自分の身体やこころに負荷がかかり「ゆがみ」が生じることを言います。

同じ「ゆがみ」でもモチベーションを上げて、やる気につながるようないいストレスは生活の上で大変役に立ちます。

問題となるのは悪いストレスといわれるもの

このストレスが多くなりすぎると、人間関係の不和や疲労、不安などが心身に負担をかけるようになり、

気持ちが不安定になる、やる気が起きなくなる、などの状態が現れてきます。

これはストレスにより体内においてホルモン分泌バランスや自律神経に変化が起こることが原因です。

生き物の体は本来、生命維持、「生きる」ために必要な活動をしています。

外敵からの攻撃、危機的な状況にいかに素早く対応できるかは大変重要なことでした。危険な状態にいて、

のほほんとしているわけにはいきませんから全身で素早く対応します。

心拍は上昇、呼吸は浅くなり、筋肉は緊張し、血圧上昇。まずは生き延びるために原始的な反応が優先して起こるのです。

人間の脳では感情や衝動を抑制する新しい脳、大脳皮質前頭前野が発達しており、

集中力を高めて作業に専念させる役割、ワーキングメモリー(情報の一時記憶)としての役割があります。

また精神の制御装置としての役割も担っており、状況にそぐわない思考や行動を抑制しているのです。

ところがストレスがかかるとノルアドレナリン、ドーパミンなどの神経伝達物質が放出されこれらの濃度が前頭前野で高まります。

そのため神経細胞間の活動が弱まり、やがて停止してしまいます。

すると視床下部から下垂体に指令が届き、副腎よりコルチゾールが血中に放出されます。

ノルアドレナリンやコルチゾールは古い脳領域である扁桃体で濃度が高まると、危険に備えるように他の神経に警告をしたり、

恐怖などの情動に関わる記憶を強めたりします。こうしてどんどん自制心が利かなくなるのです。

通常、このストレスホルモンは分解酵素により分解され、機能停止状態は長くは続きません。

ストレスが減ればもとの状態に戻るというわけです。

現代の問題は、人がストレスにさらされている期間が長く続いているということ。

「慢性的に」ストレスにさらされているのです。