戦略と戦術をビジネスに置き換えた例を分かりやすく解説!

戦略と戦術をビジネスに置き換えた場合

上記の意味から、現代では戦略は、組織などが運営していくための将来を見通した方策や、

目標を達成するためのシナリオといわれ、

戦術は、目標を達成するための具体的な手段、実践的な計画といった意味で使われる。

つまり、ビジネスにおいては、目標を達成するための総合的・長期的な計画手段が戦略で、

その戦略を行うための具体的・実践的な計画手段が戦術である。

例:りんご生産農家

戦略

今までは生産したりんごは卸売業者に販売して売上を上げていたが、

さらなる利益の計上と最終消費者の意見を直接聞くために通信販売を新事業とする。

通信販売の中でも市場規模が伸びる見込みの高い健康市場に参入する。

りんごそのものを販売すると、卸売業者との価格バッティングが生じるため、

りんごそのものではなく加工品とし、まずはりんごジュースから始める。

りんごは栄養バランスが良いことと、自社のりんごの特徴である「甘すぎないが味は濃厚」を活かし、

40代50代の健康を気にし始めた人を狙う。この事業で、まずは初年度売上3千万円を目標とする。

戦術

ネーミングは「大人のりんごジュース」。

りんごジュース専用の自社WEBサイトを立ち上げWEB広告を活用して新規顧客を獲得する。

1リットルビンで800円と少し高価な価格設定とするが、発売当初はキャンペーン価格として初回購入500円で提供する。

その後は定価で自分用に買ってもらえるようにDM等のプロモーションを仕掛ける。

これでおわかりいただけただろうか?

このように、戦略とは、どの方向に向かってどの道を通って目的地にたどり着くのかを示す。

つまり全体の効果的な勝ち方・ルールを決定することである。

戦術とは、その目的地に最短で効率よく到着するようにどんな乗り物で行くのか等を考える。

どのような商品を、どのような方法でターゲットにアピールし、継続的に販売するかを考え、

どれだけの人員で、どのようにお金を調達し、どれだけの時間をかけるかを決める。

このように戦略と戦術はまったく異なる。

みなさんも「戦略なき戦術は効果が薄い」と感じたのではないだろうか?

「戦術は戦略の中にある」「戦略があって初めて戦術が機能する」ということである。