あなたの会社が潰れたら、お客様はどうなる?ビジネスにおける信頼と価値が生まれる仕組み

世の中の優れたリーダーは多彩な人脈を持っている。

人脈は、自分一人では解決できない難題に直面した時に、それを乗り越える際の心の支えになるということを、

私も独立して気がつきました。

15年前、私が抑うつ状態になり、塞ぎ込んでいた時に支えになってくれた方は、福井県の住職でした。

その方は、日本全国の介護施設を回り研修講師としても活躍されている生活介護研究所の坂本宗久さんです。

わざわざ、電話をいただき、たくさんの励ましと知恵をいただきました。

「そんな田舎のせまい世界にいるからだ」と言い、介護の学会や介護の先進地施設に見学に連れていってくださり、

各方面で活躍されている前向きな指導者をご紹介いただきました。

私の病が快方に向かったのは坂本さんのおかげです。

多くの人は、異業種交流会などに必死に参加し人脈を広げることに力を注ぎます。

私は、質問家の師匠から「ご縁は広げるより深めるもの」と教わりました。

私も様々な会やイベントに参加し、たくさんの名刺を頂戴しましたが、自宅に戻ると、

顔と名前が一致せず、結局連絡をとることはできないでおりました。

最近ではご縁を深めるツールとして伝筆(つてふで)という筆文字技術を習得したことにより、

出会えたことのお礼に「感謝」の筆文字をしたためてご挨拶状を出すようになりました。

この技術を習得してからは、わざわざご縁を広げようと、会に参加しなくても、絶妙なタイミングで必要な人が現れ、

ご縁を深めることができるというミラクルが起きています。

素敵な方とご縁をいただくと、「この方に喜んでいただけるために私ができることは何だろう?」と自分に問といかけをしています。

現在は、出会った方と共に、お互いが高め合いながら楽しめることを提案していくことに意識を置いています。

親しくなってくると、その方との人脈にもつながり、自然にネットワークが広がっていきます。

信頼が信頼を呼ぶ。

ご縁とはそういうものだと実感しています。

皆さんも、すぐ近くにいる人や、過去にお世話になった人を思い出して連絡をとってみてください。

きっと驚いて喜んでくださることでしょう。新たなご縁を求めるより、今あるご縁を見直す。

実はそんなことが人生を劇的に変えることにつながるものなのです。

仕事力が高まる価値の法則皆様が提供している価値とは?

ある日、企業研修の中で「あなたの会社がなくなったらお客様はどうなりますか?」という

「問といかけ」をしたのですが、多くの人は「?」という表情をされていました。

おそらく今までの人生の中で考えたことのない問といかけに驚かれたのでしょう。

ぜひ、担当しているお客様の顔を思い浮かべて、ある日突然、自分の会社がなくなったら、

そのお客様はどう困るか? を想像してみてください。

この問といかけに答えることで、会社や提供している商品やサービスの存在意義、強みなどが明確になります。

もしも、お客様が困らないというのであればあなたの会社は存在意義がないということです。

「事業の目的は顧客の創造である」とドラッカー教授の言葉があります。

その意味は、「ビジネスの目的は、より多くのお客様に、より深くお役に立つこと」です。

会社の売り上げや利益は、お客様へのお役立ち、

つまり「価値の創造」を長期的にわたって継続するための必須条件です。

仕事は、

①商品やサービスを提供する→②提供した商品やサービスがお客様のお役に立つ→③お客様は感謝の対価を支払ってくれるという

このような順に進みます。

お客様のお役に立つ部分こそが競争力の源泉であり、これを磨くことで、他社にはない「独自の売り」を築くことができるのです。

このお役立ちのことを価値と呼びます。

私は問といかけを活用した講師業をしていますが、研修をすることが目的ではありません。

研修を通じて、『働くスタッフのやる気を引き出す→仕事もプライベートも楽しくなる→スタッフとお客様が共にハッピーになる』

という循環を起こすことを目的としています。