子どもの好ましいに注目する3パターンの行動。

行動を三つに分けて整理する

好ましい行動に注目するためには、まず子どもの行動を「好ましい行動」「好ましくない行動」「許しがたい行動」の三つに分けます。

好ましい行動には注目する、ほめる、ねぎらう、共感する、微笑む、感謝する、認める、見守るなど、

ポジティブな反応をすることで強化していきます。

好ましくない行動はとにかく無視します。無視するというのは、いじめやネグレクトにおける無視とは異なります。

あくまでもその行動は注目に値しないというメッセージを送ることです。なおかつ好ましい行動を待つための時間になります。

そして、本当に許しがたい行動は毅然とした態度で制限します。

ダメなものはダメと真剣に向き合うのです。

たとえば、普段テストで60点をとっている子どもが80点をとってきたとき、どのように声かけするでしょうか。

「よく頑張ったね」とか「頑張っているね」と声をかけたら、子どもはうれしくなり、次はもっと頑張ろうと思うでしょう(正の強化)。

しかし、「お母さん、僕80点とったんだよ」と言われたとき、「あっそう……」とまったく関心を示さなかったら、

子どものやる気は損なわれます(消去)。あるいは「なんで100点とらなかったの!!

そんなんじゃダメじゃないの!」と叱りつけてもやる気はなくなってくるかもしれません(嫌悪刺激)。

ポジティブな行動に注目することを「正の強化」といいます。好ましくない行動は無視することで「消去」できます。

許しがたい行動に対しては、「嫌悪刺激」を与えると減らすことができます。

ここがポイント

好ましくない行動に対しても注目してしまうと、

その行動が余計に増えてしまう場合があるということです(負の強化)。

お母さんの気を引くために、わざとふざけたり、怒られるようなことをしてしまったりすることがあるので要注意です。

また、どうしても中途半端に怒って嫌悪刺激ばかり与える習慣がついてしまうことがあります。

それが続くようになると、お母さんはまた怒っているから聞き流せばいいやと、

嫌悪刺激を与えられてもほとんど効果がなくなってしまうのです。