「売り上げを上げる方法」と「売り上げが上がる方法」の大きな違い。

人生を左右するたった一文字のひらがな

「売り上げを上げる方法」と「売り上げが上がる方法」、似ているようで、大きくとてつもない違いがあります。

「売り上げを上『げ』る方法」と検索すると以下のような内容が多くヒットします。

① 新規顧客の獲得

② 顧客流出防止

③ 購買頻度の向上

④ 客単価の向上

⑤ 商品の価格向上

この5点をよく見て、読み返して、主役は誰になるのか考えてみます。

①から⑤をよくよく見てみると、すべてがお客様視点ではなく、

会社視点で、主役が「会社」であることが浮かび上がります。

加えて項目も多めで複雑で難しく感じてしまいます。多く感じるのは、私だけかもしれませんね。

「売り上げを上『げ』る方法」の主役は、「会社」なのです。

次に「売り上げが上『が』る方法」です。

「売り上げが上『が』る方法」は次の2点を重視します。

① 従業員を大切にする

② お客様の満足を目指す

この2点を先ほどのように、よく見て、読み返し、主役は誰であるのか考えてみます。

項目が2点ですから、読み返さなくても容易かもしれませんね。

2点とも視点はお客様にあるので、主役は「お客様」。

項目は2つで、シンプルで簡単に感じます。「従業員はお客様」ということは、基礎編第10章でお伝えした通りです。

つまり、「売り上げが上『が』る方法」の主役は「お客様」なのです。

「上げる」「上がる」この2つの言葉には次のような意味がある

・「上げる」とは → 吊り上げる、力を加える

・「上がる」とは → 浮上する、浮き上がる

この2つの項目を見て、「上げる」の方には何だかギスギス感がし、

「上がる」の方にはソフトで自然な感じがするのは私だけでしょうか。

そして、「売り上げを上げることが目的」と「満足を上げることが目的」と聞いてどちらが、

心が温かくなり、やりがいを感じるでしょうか?

私は「売り上げを上げる」と聞くと、プレッシャーである「負荷」を感じます。

売り上げは「負荷」に「勝ち」、結果につながります。

一方「満足を上げる」と聞くとやりがいを感じます。満足は「付加」として「価値」がつき、結果につながります。

売り上げは「負荷に勝ち」、満足は「付加に価値」になります。

ですから「心の経営」では、「売り上げを上『げ』る」方法はお伝えしません。

そもそも「心の経営」では競う必要はありませんから、満足を意識した「売り上げが上『が』る」方法をお伝えするのです。

その方法こそが「心の経営」なのです。

たった一つのひらがな『げ』と『が』は、人生を左右するほど大きな大きな意味があるのです。

あなたのお店は『げ』と『が』のどちらに当てはまるでしょうか?

※ 「欲望」は人を傷つけ、「良望」は人を惹きつける

※ 売り上げは上げるものではなく、上がるもの