アダルトチルドレンとは?「子どもっぽい大人」はありません

アダルトチルドレンとは

子どもにとって安心かつ安全な場所として機能しない家庭(機能不全家庭)で育ったために、

幼少の頃のさまざまなトラウマ(心の傷)が原因となって、心や人間関係に障がいを持つようになり、

大人になっても生きづらさを感じている人々のことを指します。

語の発祥は「Adult Children of Alcoholics(アルコール依存症の親の元で育ち、成人した人々)」でしたが、

この言葉は、1970年代、アメリカの社会福祉援助などケースワークの現場の人たちが、

自分たちの経験から得た知識により作り出したものであり、学術的な言葉ではありませんでした。

その後、アメリカのソーシャルワーカー、クラウディア・ブラックの研究により、

単にアルコール依存症の親の元で育った子どもだけでなく、

機能不全家庭で育つ子どもが特徴的な行動、思考、認知を持つと指摘されました。

この考えは、「Adult Children of Dysfunctional Families

(子どもの成育に悪影響を与える親のもとで育ち、成長してもなお精神的影響を受けつづける人々)」というものであり、

現在もっとも広く支持されているアダルトチルドレンの定義となっています。

※Wikipedia『アダルトチルドレン』 2017年9月21日15時確認


アダルトチルドレンは、「大人になりきれない子どもっぽい人たち」と解釈されることがありますがそれは大きな誤解です。

アダルトチルドレンは、親が親として機能しない家庭環境に育つことで親子関係が逆転し、

「子どもらしい」「無邪気な」子ども時代を過ごすことができず、

むしろ、幼少の頃から大人として生きなければならなかった人たちのことなのです。

親を親として信頼することができず、親に十分に甘えることができなかった人たちのことだと捉えるとわかりやすいと思います。

顕在意識と潜在意識の関係

船に乗っているイメージをしてください。海面上に出ているわずかな部分を氷山のすべてだと思って航行していると、

海の底に潜む巨大な氷山に衝突して沈没事故になってしまう危険性があります。

海面上に出ていて目に見えるわずかな部分を顕在意識、海面下に沈んでいて

目に見えない巨大な部分を潜在意識(いわゆる無意識)とこの本では定義します。

仮に顕在意識を5パーセント以下、潜在意識を95パーセント以上としましょう。

実際に正確な数字は測定できないのでわかりませんが、とにかく潜在意識は巨大で意識全体のほとんどを占めているのです。

つまり、自分が自分だと認識している顕在意識はたったの5パーセントですから、

人生は95パーセントを占めている潜在意識に支配されているというわけです。

5対95=1対19ですから、単純化して考えると顕在意識である自分が1人だとすると、

認識できていない無意識の自分が19人もいることになります。

20人でムカデ競走をしているところをイメージしてください。先頭の1人が顕在意識です。

顕在意識の自分は舵取りの役目をします。どこへ向かうのか? 人生の方向を決めることが顕在意識、

つまり、この本を読んでいるあなたの仕事です。あなたが前に進みたいと思っていくらがんばっても、

後ろにいる19人のうちのほとんどがそれに反対していたら、なかなか思うように前に進めないということになります。