カウンセラーとの相性ってあるの?ないの?

カウンセラーとの相性

デリケートになっている心の底を話すことは、勇気のいることです。

この人ならわかってくれると思わないと、心の深部を開示することはできませんよね。

批判されるのでは? お説教されてしまうかも?

理解してもらえそうにないと感じると、反射的に心のシャッターを閉めたくなってしまいます。

カウンセラーは、クライエントが直接話す内容以外に、表情やしぐさ、視線などに対して注意を払うことを学んでいます。

しかし、それ以上にクライエント側はカウンセラーを観察しますよね。

「自分の話を聴いてくれている?」

「理解しようとしてくれている?」

「好意的に捉えてくれている?」

「今、黙ったのは、どんな意味?」

自分が話しづらい内容を開示する価値のあるカウンセラーなのか、意識的、無意識的にチェックを続けることでしょう。

医師から診察を受ける時には感じない態度や表情に、とても敏感になっているでしょう。

カウンセラーがちらりと時計を見ただけで、自分が軽んじられているように思うこともあるでしょう。

ただの咳払いを威圧的に感じて、言葉を発することができなくなるというケースもあるかと思います。

そして実際のところ、観察されている自覚のないカウンセラーやセラピストは、意外と多いように見受けられます。

観察することや理論、手法を用いることに熱心になるあまり、

クライエントからの「視点」に対して注意を払うことを忘れてしまっているのかもしれません。

クライエントがスムーズに話をしている=良いカウンセリングとも限りません

信頼関係を築くことができていないまま、クライエントの方が気を使って、表面的に当たり障りのない言葉を選んでいる可能性もあります。

「カウンセリングを受けてみたけれど、ピンと来なかった」という方も多くいらっしゃいます。

その原因は、よくいわれる相性のミスマッチかもしれません。

そして、「カウンセリングなんて受けても、何も解決しない」

と結論づけてしまうことは、とても残念なことです。