遺書と遺言書は役割は大きく違います!!【解説】

遺書と遺言書がもたらす役割は大きく違う

遺書は、残される家族・友人・知人などに個人的なメッセージを送る手紙の意味合いが強く、

遺族やそのほか特定の人に死んでいく人の想いを遺す文書です。

それに対して、遺言書は財産を誰にどれだけ残すのかを自分で決め、法律のルールに則って作成する文書です。

ただし遺言書のなかには「付言」というものがあり、想いを伝える文章や言葉を付け加えることができます。

また遺言書なら、法定相続人以外にも、「遺贈」という形で財産を渡すことができます。

遺言書があれば相続分割がスムーズに

当然のことですが、遺言がなくても相続人同士の話し合いが問題なく進み、順調に相続を終える場合もあります。

しかし、相続人同士が争った場合は、後の人間関係にわだかまりを残すことになります。

遺産分割協議(相続人同士の話し合い)がまとまらず、民法で規定されている法定相続分でそれぞれの相続分を確定しようとしますが、

法定相続分は目安であり、実際は、相続人それぞれの家庭の事情や人間関係によっては法定相続による分割が

ふさわしいとはいえない状況が多くあります。遺言書は法定相続よりも優先されます。

遺言書は財産の持ち主が決めるものになりますので、遺産相続の際に最も尊重される文書です。

遺言書が有効である限り、相続人はその指定に従います。よほど理不尽なものでない限り、故人の意思は尊重されるのです。

遺言書によって死亡した人の意思が明確にされれば、相続争いを防ぐことも、相続をスムーズに進めることもできるのです。

次のような方は、遺言書を作成することをお勧めします。

1. 相続人全員による遺産分割協議が困難と予想される

2. 再婚や離婚をしている

3. 法定相続分を基準にすると不公平になってしまう

4. 自宅のみなど分割しにくい財産がある

5. 経営者である

6. 相続人がいない

少しでも参考になれば幸いです。