その転職、ちょっと待った!価値ある転職のためのキャリアアドバイス

バブル崩壊後、失われた20年の間、終身雇用制度が崩れつつある中

新しい職を求めて転職する人が増えていきました。

時代の流れで転職に対しての考え方も変わってきました。

転職に対して、ネガティブな印象から自己成長のためというポジティブな考えも浸透してきました。

しかし、この10年間キャリアカウンセリングをする中で、ポジティブな理由で転職活動をする方は、

感覚値ではありますが1割いるかいないか程度です。

ほとんどの方が、ネガティブな理由です。

「給与が低くて」「上司と合わなくて」「労働時間が長くて」「土日の休みがなくて」「これ以上いても、成長しないと思って」など、

環境要因で転職活動を始めようとしている方です。

確かに、そんな環境の中で嫌々仕事をしていても、企業、個人、双方にとっていいことなど一つもありません。

でも、そもそも転職活動とはそうやって今ある嫌だと思うものを避けるために、環境を変えるためだけでいいのでしょうか?

給与は何があるかわからない

会社も実績に応じてボーナスなどが変わるかもしれません。上司もまた嫌な上司に当たるかもしれません。

労働時間も、会社の実績に応じて、数字が取れるまで働こうという指針に変わるかもしれません。

土日休みで入社しても、会社の状況に応じて、土日出社に変わっていくかもしれません。

つまり就職活動のときに自分の意思で選んだ会社に対して、なんか違うと気持ちが変化したように、

会社も社会も変化する可能性があるわけです。その変わっていくものを軸にして転職をしてしまうと、

また同じことで転職をしていくことになるわけです。

特に、若いうちはポテンシャルで採用してくれる企業もありますから、あまり深く考えなくても転職活動はできてしまいます。

一度転職をすると、転職はできるものだと頭の中にインプットされます。ゆえに最初の一歩と違い、ハードルが下がります。

気がつけば30代、すでに4社経験です。

となると平均して長くても3年程度しか就業できない人という印象を自ら経歴を通じて語ってしまいます。

こうなったら、もう転職をしようと思っても容易ではありません。気がついたときには、遅いのです。

まとめると、環境や人間関係は転職を考えるきっかけにすぎず、目的にしてはいけないということです。

転職活動とは「環境が変わっても、自分の中で変わらない軸」を見つける活動と考えています。

私は転職のキャリアアドバイスをするエージェントとしての活動もしています。でも転職活動に関して、

実はそんなにポジティブではありません。安易な転職は、自分の価値を下げるものだと思っています。

最初の転職こそ、本気で自分の軸を見つけて、

固い意志と覚悟を持って臨まないとずるずると流れるままのキャリアを形成することになります。

自分のキャリアを自分の手と、頭で形成する。

そのために何を考えて、何を準備すべきなのか、必要なことをこの後、整理していきたいと思います。