コーチングからひも解く!みなさん日常的に予言をしているってどういうこと?

創造力は誰にでもある

未来の創造。

私がコーチングに興味を持つずっと以前の、コミュニケーションに関するセミナーを受け始めた最初のときに

ワークシートに将来の目標を書いた。

そのときのセミナー講師は考え方の方向性を示して、どのような内容でもいいと教えてくれた。

そこで、「コミュニケーション・トレーナーとして、楽しくて役に立つコミュニケーションを教える」と書いた。

長い間、それを書いたことを忘れていたのだが、数年前に、そのワークシートを発見して、

そこに書いたことを見て、読んで、驚き、感動した。今それをしているではないか。

まるでそのとき、自分の未来を予言したかのようだ。

私たちは、それが単なる空想であっても、思い描いたことや、言葉にしたことを実現しようとする機能を持つ。

大リーガーの有名な日本人選手は、小学生のときの作文にすでに「一流のプロ野球選手になる」と書いて、

そのとおり、もしくはそれ以上の超一流のプロ野球選手になった。オリンピック選手でも子どもの頃から、

オリンピックでメダルを獲る、と言ったり書いたりした選手は多い。これらの人は、別世界で特別な人だと思うだろうか。

確かに、大リーガー選手の世界や、オリンピックの舞台は別世界で特別なところだろう。

しかし、人間として持っている機能はまったく同じである。違うところは、その機能を活用しているところである。

日常的に私たちはいつでも予言をしている

たとえば「今日のランチはカレーを食べよう」と言って、カレーを実際に食べて帰ってくる、当然のことだと思うだろう。

しかし、これも予言だ。予言が日常的であることと、予言と実行するまでの期間が短いので、私たちはこれを予言とは言わない。

「来年のGWは、温泉に行こう」と家族で決めて、実際に翌年のGWに家族で温泉旅行に行ったら、

これも予言だが予言とはいわず、旅行予定という。

「五年後にまた同窓会を開きましょう」と同級生で決めて、実際に四年半後に打ち合わせを始めたときに、

「予言通りね」とは言わずに「五年前に決めたしね」と言うだろう。

つまり、私たちは、自分のことについて、そうする、と決めたことは、そうするように動くという機能を持っているのである。

私の友人でも、そうすると決めたことを、そのとおりに実現していった例は多い。

女性の友人の一人は、まだ、交際中の相手もいないときから、「結婚式はお姫様抱っこをされて、入場する」と言っていた。

それを聞いたときは、冗談だろうと思ったが、私は彼女の結婚式に参列したので、確かにそれが実現したことを見て確認した。

披露宴会場へお色直し入場のとき、ウエディングドレス姿の彼女は、予言どおり、新郎の腕にしっかりと抱きかかえられて入場してきた。

鍼灸師になると決めた友人は、鍼灸師になるための学校に入学する困難さにもあきらめず、数年かけて入学を果たし、地元で開業した。

年下の同僚の女性に恋をして、結婚すると決めた男性の友人は、長い期間をかけてアプローチを続け、結婚した。

小学生のときに将来の夢を考えたことがある人は多いだろう

私の同級生たちでは、女の子は、お嫁さん、パン屋さん、花屋さん、ケーキ屋さん、男の子は、運転手、コックさん、野球選手などが多かった。

私は、普通の女の子らしい夢ではなかった。パイロット、医者、指揮者、盲導犬訓練士、建築家。

パイロットは、当時、女性にはまったく道はなかったので諦めた。

医者は、中学のときに英語でつまずき、高校のときに数学でつまずいて無理と決めた。

指揮者は、高校で選択したクラブが体育系だったために遠ざかり、盲導犬訓練士は当時、関西に養成学校を見つけられず、諦めた。

建築家は大学の進路が異なったため、遠ざかった。自動二輪の免許を取りたい、とも思ったが、親の大反対にあい、

交換条件で普通自動車の免許を取る承諾を得たため、自動二輪の免許を取る機会を逃して、

その後、取りたいという願望は薄れた。思い返せば、子どものときに、私の夢や希望に賛成してくれる人はいなかった。友達でも話せる人はいなかったように思う。

私が、コミュニケーションに関するセミナーを受け始めた頃に、ワークシートに書いた将来の目標、

「コミュニケーション・トレーナーとして、楽しくて役に立つコミュニケーションを教える」は、どうして実現したのだろうか。

もし、そのとき、私の従来の友人が側にいたら、こう私に言ったかもしれない。

「あんた、コミュニケーションを教えるって、誰に?どうやって?そもそもできるの?」。

そう言われてしまえば、決意の前に、夢はしぼみ、「やっぱり無理やな」と思い込んだだろう。

しかし、そのとき側にいたのは、知り合って間もないセミナー受講者の人たちと、セミナーの講師だけだった。

反対したり反論したり批判したりする人はいなかった。

むしろ皆、「わあ~、すごーい、ステキー」などと言いながら、私の夢を承認してくれた。

少々恥ずかしいとも思ったが、全員一致の承認を受けて、「そうできたら良いなあ」が、「できそう」になり、皆の前で発表しているうちに、

「できる」になり、その後、何度か話しているうちに、「する」に変わっていった。

自分以外の人の承認は効果がある

自分で決意をする努力をしなくても、周りの人々の影響で決意をしてしまう、という機能も私たちは持っている。

しかし、不快なことであっても、承認されれば潜在意識で決意してしまい実現する。

コーチがすべきことは、望む未来を実現するための支援者なのである。