コーチングには工夫が必要?事例紹介【保存版】

コミュニケーションにも型が必要

研修をより効果的にするために、私は研修の最初に行う自己紹介の型を考えだした。

すでにどこかで誰かがやっていたことを、パターン化して、型にしたことで、自然に振る舞えるようになったばかりか、

冗談を考える余裕までできた。型を練習して、意識せずに自然にできるようになったので、

自己紹介をしながら、参加者、受講者の様子を観察することができるようになった。

研修の仕事を始めた最初の頃は、受講生の顔も、周りの景色も状況も、目にも入らないし、聞こえてもこなかった。

緊張して意識のすべてが自分に向いているからだ。

自分では気づいてはいないが、他人から見ると、肩に力が相当入っているように見えたはずだ。

だが今は違う。私たちは、見たものをなんでも真似をしてしまう機能を持っている。彼らは、講師である私を見る。

見れば私の状態を潜在意識が模倣してしまう。彼らをさらに緊張状態へと追い込むのか、リラックスして、

研修を楽しめる状態へ導くのかは、私が会場に入った瞬間から、私の状態が影響を与え続ける。

私は、注意のほとんどすべてを彼らの観察に使う。

受講生の彼らは、今、どういう状態か、目線はどこを向き、身体はどう反応しているのか。

観察で得た情報によって、関わり方を調整するためだ。研修の内容ではなく、関わり方の調整である。

関わり方は、私の身体状態と声の調子や、話し方の調整である。

面白くて可笑しいことだけがリラックスではない

安心することも、重要なリラックスである。身体の緊張を解くことで、気持ちは安心する。

刑務所や少年院では研修の終わりにも、職員が号令をかけて、規律正しく礼をする。

しかし、最初の挨拶のときのようなぎこちない不自然さは、終わりの挨拶のときにはもう見られない。

きれいに、まっすぐにすっと立っているのである。もっとも楽で美しいバランスのとれた状態になる。

私たちは、皆、誰でも幸せになりたいと願っている。そして、皆、誰でも、人々と助け合いたい、

助け合う必要があるとわかっている。そして、そのための方法がわかれば、誰でも積極的に行動できる。

だが、そう単純でもない。私たちは、全貌がまだ明確ではない超高性能の機能を持っているからだ。

だからといって、何もしなければ何も変わらないし、変えられない。

それでも確実なことは、何かを変えれば、確実に何かが変わることだ。

そして、成功するまでやり続ければ、誰だって成功することができる。

私たちは、他人と感覚の情報までも共有することができる。

コーチングは、相手と情報を共有し、助け合いながら、もっと良くなっていくため、一緒に工夫をすることである。

もっと良くなるために、努力する方法がわかれば、私たちは行動しないではいられなくなる。