「うつ」になりやすい人、なりにくい人をしっかりと理解しましょう!

性格と「うつ」の関係

 メンタルヘルスを高めるには、自分がどんな性格でどういう人間か?知る必要があります。

私がカウンセラーとして、「うつ」的な状態になった方々と関わってきたことで、

私なりに性格と思考として、「うつ」になりやすい人、なりにくい人があると感じました。

性格と思考の関係性をみてみましょう!

 ①几帳面で真面目な傾向

・真面目で几帳面で柔軟性がない性格傾向の人は仕事や物事に全力で頑張るタイプで、人間関係においても常に気をくばり、トラブルを嫌がる平和主義者。

・責任感が強く、一生懸命で気持ちの切り替えができにくいタイプは、何事にも絶対にミスを起こさないよう努力する。

また何事においても一番でありたいと思い続ける。一度の失敗でも深刻に考え、自責の念が強くなり「自分はダメ人間」と自己否定する性格。

②対人に過敏な傾向

真面目で責任感が強い傾向があり、他人からはしっかり者に見られるが、内心は依存心が強い。たえず他人の顔色を伺うタイプ。

これは「嫌われたらどうしよう」という恐怖心をもっているため、周囲からは、頼りがいがあると思われる性格等の特徴がある。

 ③完璧主義傾向

物事を順序だててすすめるが、柔軟性が無いため、順序が変わるとパニックになってしまう。修正が困難な性格等の特徴がある。

④循環気質型傾向(ドイツ精神医学者:クレッチーマー)

社交的で親切、性格は明るい、ユーモアに富み、活動的、一方で物静かで気弱、悲観的という抑うつの要素を持っています。

また「人前では気にしない、気にしない」と言っていても、一人になると「○○で、なくてはならなかった?」と自分を責めたりする等の特徴がある。

⑤メランコリー親和型性格(ドイツ精神医学者:テレンバッハ)

保守的で秩序を重んじ一度決めた順番が変えられない、人との円滑な関係を好み、何か頼まれると断れない。人と争うのを嫌う、自己主張がない。

律儀で誠実、責任感が強く、几帳面で仕事熱心。「もっと働かなければならない」「…ねばならない」等の特徴がある。

⑥執着性格(日本精神医学:下田光造)

責任感や正義感が強く、几帳面で仕事熱心、生真面目な性格、思い込みが強く、頭の切り替えがなかなかできない、

何事にも徹底的にしなければ気がすまず、ごまかしや大雑把なことを嫌う等の特徴がある。

これらの6つのタイプには、共通点として、人に頼まれると断ることができない。

また真面目・完璧主義・自己表現の不足など一定の傾向があります。

6つのタイプには、私を含め皆どこかに当てはまる部分があります。

私自身どんな人間かというと、仕事上では真面目で几帳面な面があり、人と争うのを嫌います。

しかし物事によっては、言いたくないことも、特に家族には自己主張します。基本は人との円滑な関係を重んじます。

そして何か頼まれるとなかなか断れないことが多い性格です。こんな質問されたことはありませんか?

「あなたは動物にたとえるとどんな動物ですか?」という問いかけには、「私は『ネコ』です」と答えています。

ネコのように自由気ままで、人から干渉されるのは苦手で少し淋しがりやです。こんな性格の私です。

性格が似ていても人によって、ストレス耐性はちがいます。自分はストレスに強いと思っている人も突然自分の調整ができないこともあります。

現代社会で、先に述べたような性格を直す必要がありますということは言えません。

なぜなら、生真面目や責任感が強いのは何も悪いことではありません。

ただ自分でも知らず知らずその思いが強くなりすぎていることで「うつ」の要因になっていることに気づいてほしいのです。

性格は変えられませんが、自分自身で手抜きをしたり、言いたいことを言ったりするコントロールが大切です。