ストレス溜め込み注意!「うつ状態」と「うつ病」の違い知っていますか?

さまざまなストレスの積み重ねの結果

「うつ状態」と「うつ病」の違いって?

「日ごろ感じる軽い気分の落ち込みと、病気としての「うつ病」は本質的に区別することができないと専門家は述べています。

「うつ」と「うつ状態」の違いはご存知ですか?

「うつ病」「うつ状態」「抑うつ状態」「抑うつ感」等「うつ」という言い方があります。

「うつ状態」というのは気分が沈みこんだ状態をあらわす言葉です。ふつうに生活している人がなにか失敗して落ち込んでいるのも、

うつ病の人がやる気がなく落ち込んでいるのも「うつ状態」です。不安障害の人、統合失調症の人がふさぎこんでいても、

それは「うつ状態」と表現します。

一方「うつ病」という言葉は、うつ状態を中心とする症状があって、辛い思いをしたり、仕事や暮らしに具体的に支障があったりしたときに、

治療が必要な病気という意味で使います。

(精神神経科大野裕氏書「うつで悩まないで!」ナツメ社、2004年7月3日発行より抜粋)と述べています。

これらのうつ的症状はどうして現れるのでしょうか?

それは、さまざまなストレスの積み重ねの結果にあり、ある日突然浮上することはないということです。

ストレスという言葉

1930年代にカナダのハンス・セリエという科学者が、提唱した「ストレス学説」概念です。

セリエは当初、動物に加えられる有害作用によって引き起こされる状態、つまり副腎皮質の肥大、

萎縮したリンパ組織、胃腸におこした胃潰瘍、などを「ストレス状態」にあると考え、これらの状態をストレスと呼びました。

そのストレス状態を引き起こす有害作用を「ストレッサー」とよびました。

ゆえに、「ストレス」という言葉は、元来物理学の用語です。

よく知られるボールに力を加えるとボールは変形(ヒズミ)するというストレス例図を見たことがあると思います。

私たちは、日々さまざまなストレスを感じながら生活をしています。

ストレスというとすぐ仕事のプレッシャーや人間関係の悩みの精神的なものとイメージをされるかも知れませんが、

ストレスには体の痛みや寝不足、寒さ、暑さ、騒音などの環境などさまざまな要素が関与してストレスを感じます。

またストレスで胃潰瘍やガンなどになるといわれますが、ストレスが続けば健康的な人でも免疫力が低下し、

さまざまな疾患が発症することは、私が病院勤務をしていた時入院されていた患者さまの状況からも感じることがありました。

ストレスは生きている限りゼロにはできません。しかしストレスの捉えかたで感じかたも違ってきます。